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無分配型投資信託

最近では、特に給与収入のある勤労世代の投資家の間では、「分配金を受取らずに投資元金をなるべく増やしたい」という意見が聞かれます。そのためには、分配金を再投資するという方法がありますが、そもそもファンドから分配金として出さずに、ファンドの中で最大限運用に回してもらった方が効率は良いと考えられます。

ただし、残念ながら、ファンドとして「無分配型」という形式をとった場合でも、分配金を出さないでよいのは3年までです。これは税務上の都合といわれていますが、そういった事情から「無分配型」のファンドは運用期間の短い単位型投信の一部にみられ、本数も多くはありません。

実質的に無分配のファンド

そうはいっても、分配金の金額を決めるのは運用会社であり、最低でも出さなければならない金額が決まっているわけではないので、基準価額が上がっても分配金を0円とするファンドはあります。特に、ファンドの目的・趣旨から、インデックスファンド、バランスファンドは、分配金を元本1万円あたり0円または多くても20~30円程度とするケースが多くなっています。

また、通常の株式に投資するファンドでは、どういった投資家のニーズに応えるかで、値上がり分をすべて分配金として出すファンドもあれば、ほとんど分配をせずにファンド内に留保する方針を採るファンドもあります。その具体的な分配方針が文書で明確に謳われることは少ないですが、各ファンドの過去の分配金の出し方をチェックすることで分かります。

分配金がない投資信託について